"血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。"

language

カルヴェ『社会言語学』など

我々は日頃、正しい日本語あるいは正しい英語という頭の中の言語規範からなるべく外れないように社会生活を送る。一方、多くの言語学者の立場によれば、言語というのは本来いろいろな要因により(通時的・共時的に)変化をみせるものである。言語を変化させ…

徒然 2015/07/12

7/11 敵陣に薬物ガス弾打ち込んで戦意無力化する学園闘争アニメ系サバゲーの夢を見る。 7/10 Node.js/CoffeeScriptのES6 generator対応について調べる。Coroutineとかcall/ccとか、いままで勉強できてなかったところにやっと追いつきはじめた感じ。 Krispy K…

文字、ビール、貨幣

上野の大英博物館展で展示されている「楔形文字を刻んだ粘土板」(メソポタミア、紀元前3100〜前3000年)の左下の隅には、盃に入ったビール(を傾ける人)の絵が描いてある(こちらで閲覧可能)。 これは労働者への配給を意味する文字であるそうだ。 紀元前7…

徒然 2015/05/17

5/17 五月祭 古本市で脳科学の本が安く出ていたので買ってみた。 ブレインサイエンス・レビュー2015作者: 廣川信隆出版社/メーカー: クバプロ発売日: 2015/02/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見る ソーシャルブレインズ―自己と他者を認知する脳作…

徒然 2015/04/26

4/26 フレッツ光をOCN光に変更しようか迷う。スピードテストによればいま14Mbpsでているが、OCN光だと夜間は1Mbpsまで落ちるという情報が散見。 東大理学部公開講演:理学の秩序を聞きに行く。途中から家でYoutubeの配信で聞く。全体的にわかりやすくて面白…

立ち読み 2015/04/22

“移動”のアメリカ文化学 (シリーズ・アメリカ文化を読む)作者: 山里勝己出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2011/04メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る “都市”のアメリカ文化学 (シリーズ・アメリカ文化を読む)作者: 笹…

東京言語研究所 春期講座メモ

東京言語研究所の春期講座を聴講した。 通年の理論言語学講座へのオリエンテーションも兼ねた位置づけとのことだが、春期講座だけでも充分勉強になり、 昔大学で習ったこと(といってもあまり勉強しなかったが)の理解がより深まった。 言語学のおもしろさ …

ラジオ語学学習を始める

たとえ続けられなくなるのだとしても、何かを始める、きっかけを作るのに4月は最高の機会だ。 NHKラジオで語学を学ぶことに興味があるなら、特にそうだ。 少し前だとラジオを買って、さらに書店で毎月テキストを買ってきて、になるのだが、 今だとスマホに「…

チョムスキー『統辞構造論』メモ

チョムスキーの『統辞構造論 Syntactic Structures(1957)』を読んだ。 統辞構造論 付『言語理論の論理構造』序論 (岩波文庫)作者: ノーム・チョムスキー,福井直樹,辻子美保子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2014/01/17メディア: 文庫この商品を含むブログ…

徒然 2014/03/29

3/28 東京言語研究所の集中講義に参加。 Jespersenについて調べて、ノヴィアルという言語を知る。 出版社から本の紹介があった。気になる。言語の設計・発達・進化: 生物言語学探究作者: 藤田耕司,遊佐典昭,池内正幸,福井直樹出版社/メーカー: 開拓社発売日:…

英語の仮定法現在について(東京言語研究所 集中講義)メモ

東京言語研究所の集中講義を聞いてきたのでメモ。 講師は津田塾大学名誉教授の千葉修司氏。 仮定法(接続法) 動詞の法(mood)の一つ。日本では用法を汲んで仮定法と訳しているが、 欧米では古典ギリシア文法からの訳の経緯で接続法(英subjunctive, 仏subjonc…

BOOKSCANに出した本

依頼した電子化が完了したので、Evernoteに入れて読もうと思ったら1冊が100MBを越えており、入らなかった。分割するか。

channel theory

キーワードだけ教えてもらったけどよくわからない。いつか勉強する。 Chu space Channel theory (Barwise and Seligman)

Google books Ngram Viewerで言葉の登場頻度推移を調べる

Google books Ngram Viewer データの精度の確認やグラフの解釈が結局必要にはなるが使いようによっては参考になるかも? 世界史上の事件 主要研究所の盛衰 Institute for Advanced Studyは日本語でいうプリンストン高等研究所。安定している。 スポーツ 1940…

ドイツは世界で何と呼ばれているか

いろいろな言語を眺めていると不思議に思うことがある。 イギリス、フランスやイタリアのような国名はどんな言語でもほとんど類推がきいて変わらないのに、いろんな呼び名で呼ばれる国があるのだ。ドイツである。 ドイツの高校生が、見聞を広めるためふらっ…

「だから」の用法

「何食べたい?」 「だから、かき氷」これは道を歩いていて実際に耳にした父子の会話である。子供は5歳くらいで、容易に想像できるように既に少しいらついている。 こんな単純な文章で普通気になることはないが、この「だから」をちゃんと考えてみるとよくわ…

とあるタタール語話者との文通記録

発音集積サイトForvoは、普段学習しない、馴染みのない言語の発音も聞けて楽しい。 ある日発音されている言語ランキングを何気なく見たところ 1.ドイツ語 2.英語 3.ロシア語 4.タタール語 5.ポルトガル語 となっていた。 なんと、タタール語(主にロシア領土…

言語と思考

言語が思考を規定する局面があるかといえばおそらくあるように思える。 個人差はあるのかもしれないが、自分の場合は、英語を話すときは「何でもやってやろう」という無軌道で開けっぴろげな気分になる。 東京に住む日本人としては専ら標準語を話すため、方…

「〜的の」という日本語

昔の本を読んでいると「〜的の」(あとには名詞が続く)という日本語が結構出てくる。 現代では形容動詞の「〜的な」が一般的になっておりほとんど見かけない(少なくとも国語の授業で習ってはいない)ため、見かけるたびに気になるのだが、言及しているWeb上の…

ロシア語とピジン・クレオール

黒田龍之助先生の本が高校のときから好きなのだが(ビブリオバトルで紹介したこともあるし、先日は神保町の三省堂で行われた講演を聴きに行くことができた!)、『ことばは変わる ─ はじめての比較言語学』にはピジンやクレオールの話が紹介されている。 ロシ…

gameとgambleの語源

仕事に勉強に忙しい方には少し残念だろうが、ホイジンガはhomo ludens(遊ぶヒト)と言った。 ここでludensはラテン語動詞ludo/ludereの現在分詞である。 ludereは英語ではillusion(幻), allude(ほのめかす), delude(惑わす), elude(逃げる), collusion(共謀),…

TOEIC

695点でした。 【随時更新】TOEIC結果一覧 - satzz online beta ウラジオストクから帰ってきた翌日に受けたやつなので疲労で結果は期待していませんでしたが、こうしてみると確かに上がったとは思います。でも、せっかくわざわざ海外に行くのなら、仕事で必…

韓国語

ハングルはシステマティックに作られているので覚えるのに意外と時間はかかりませんが、スラスラ読めるようになるにはまだ時間がかかりそう。2文字パッチムや合成母音のあたりがまだ怪しい。あと、語彙が全然追いつかないので単語帳を作るようにしてみました…