"血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。"

for SVC 2010

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告知の通り、SVC関西帰国報告会を開催させていただいた。場所はまたまた町家スタジオ(thanks a lot to id:gintacat!)。どんな雰囲気だったかは参加者各位のレポート:

も合わせてご覧いただければよくわかるかと思う。


 id:ninjinkunがこの日のために熱く語ってくれたLTも感動的だった。まさに今webの中でも外でも日本人全体が抱えている世代間の軋轢や閉塞感、疲労、焦燥、絶望といったややこしいものに対して、もちろん僕は僕なりの考え方をしてはいるけれど、また一つの意見を聞くことができたという意味でよかった。


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 開始前はほとんどがSVC参加者になることを予想していたのが、ブコメで参加表明いただいたid:yhara,東京から飛び込んでくれたid:isocchi,lang-8ご一同や紙copiのrakusai氏などの現役ベンチャー関係者陣、前日にtwitterで知り合ったid:hwitternや飛び入りのはてなアルバイトたちからustの向こうの未知の人々まで、予想外に色々な方にご参加いただく結果となった。最初緊張してしまいどこに方向を持っていけばいいかわからなくなりそうだったが、嬉しかったのは、現地に行ってない人も何らかの心の揺れ動きを見せてくれたことだった。開催した甲斐はあった。

反省

 東京の報告会と違ったことをしようという趣旨から、id:hxmasakiと僕とでかなり長い時間をかけて写真レポートという我がままを通させていただいた。ほんとごめんなさい&ありがとうございました。自由な時間を初めはもっととる予定だったため、これに関しては良かったのか悪かったのかはちょっと判断しかねる。特に留学(希望)組が十分話せたかどうか心配。

気づき

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 報告会の話からは少しずれるのだけれど、今回のSVCを通じて気づいたことが一つある。この旅で決定的に変われなかった*1僕にとって、それでも今回の旅はやはり一つの「限界突破*2」であった。報告会で写真を見たり僕らの話を聞いたりして「SVか、行けるなら行ってみたいなぁ」という風に気持ちが向いている人は多いと思う。だが、まだもしそこに何かの壁を感じているなら、早くもっと先のステージに行かなくてはならない。


 年末までの僕もそうやって「いや僕がSVなんて…」と空気を読みこなしていた。でも、少なくともSVに行ってきた僕らは、「行ってみたい」とはもう思っていない。「行こうと思えばなんとかなる」ことを知っているからだ。「やっぱ無理」から「また行ける」へ、そこで一つの限界を突破したのだ。もし結果的にSVに行かないことを選ぶとしても、僕らがこの旅で選択肢の幅を広げたという事実は変わらない。


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壁を越えた向こうから見れば、躊躇は時間の無駄だ。物事はいつだってあっさりしている。多分、この先もそういう「張りぼての壁」はきっと何度も現れるだろう。歳なんて関係ない。おそらくそれが人生だ。張りぼての壁を軽々と乗り越えていかなければ、本当の壁には出会えない。張りぼての壁に騙されて終わる人生は、つまらない。

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 壁が現れた時に、「やっぱ無理」とならずに「ひょっとしてこの壁は大したことないんじゃないか…?」と疑える突破力の大事さに、遅まきながら気がついた。

絶賛厨二病発動中!ですが

 今年SVに行けなかった人は、是非次の機会を狙えばいいと思う。動かずに後悔することはいやになるほどあるが、自分の意志で選んだ行動であるならば、動いて後悔することはまずない。

 あなた方の時間は限られています。他の誰かの人生を生きて無駄にしてはいけません。...そして最も重要なことですが、あなたの心や直感に従う勇気をもってください。(スティーブ・ジョブズ)

 

*1:[http://d.hatena.ne.jp/satzz/20090411/1239473700:title]

*2:[http://d.hatena.ne.jp/satzz/20090221/1235246531:title]