"血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。"

研究リテラシー発表

今期最後まで苦悩の種であり続けた情報フルーエンシーの研究発表が無事終わった。この発表会は研究リテラシーの発表会の一環として行われた。ロボカップシミュレーションリーグにおけるエージェントプログラミング、という大げさなテーマを据えて半年それなりにやってきたつもりだったが、何の成果も発表の準備もないまま試験期間に突入し、僕自身は半ば諦めムードだった(加えてこのプロジェクトは仮にもらっても卒業単位にならない単位だった)。

無理なら無理なりに少しでもけじめをつけておこう、プレゼン資料くらいは作れるかもしれないと前日の夕方バイトから帰ってから先生の研究室にお邪魔したところ、こんなに面白いテーマはないんだから諦めないでそこのPCを使って頑張れと協力してくださった。奇しくも、8日の正午に修士論文の提出締切りを控えていた研究生たちが同じく徹夜でギリギリまで頑張っていて、滅多にない親近感を感じることができた。

あまり長居して彼らの邪魔をするわけにもいかないので、帰宅してから僕は論文の続きを書き上げ、パートナーは徹夜でプレゼン資料を作るという具合で、直前のリハーサルを通して発表時間を調整し何とか本番発表にこぎつけた。結果審査の先生からは結構なお褒めの言葉を頂戴した(それなりの統計結果を引いてきた他の研究とは違い、壁にぶち当たり結果が出せなかったことを正直に分析した点がリアルな共感を呼んだのだとか・・・)し、ほとんど一晩の頑張りでここまでうまく回るとは率直なところ思っていなかった。

冬休みの頃にはモチベーションが下がってしまい明らかに準備不足だったことは大いに反省すべきだが、このプロジェクトの一環として巻き込まれた甲斐はありすぎるくらいだ。あと、パートナーにかなりの仕事を押し付けてしまったが、大感謝である。