教育という投資
留学で人生を棒に振る日本人―“英語コンプレックス”が生み出す悲劇 (扶桑社新書)
- 作者: 栄陽子
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2007/03/23
- メディア: 新書
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アジアの国々では、「動産と不動産と教育こそが本当の財産」という考え方が一般的です。政情が不安定な国では、どんなにお金を貯めようと、株を持とうと、一瞬にして紙切れに変わってしまうことも珍しくありません。 |
教育は最大効率の投資である。
カネやモノの価値は人類の進歩とともに変わり時に全く消滅してしまうことがあるけれど、知識や知恵や教養の価値は暴落しない。九九を暗唱できる能力の価値は江戸時代と現代とでは確かに違うかもしれないが、それはごく局部的な例で、一つの脳に蓄えられた揺ぎない知識体系の確実さに比べればカネというのは限りなく不安定な幻だ。