"血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。"

無題

シベリア鉄道の中で連れに少し教わりながらずっと打っていた囲碁を勉強し始める。トロントで作った友人と少しでもコミュニケーションをとれるように韓国語を始める。今までやったこともないことを始める自分を尻目に、秋晴れのキャンパスに就活の嵐が吹き荒れる。自分が3回生だったことを思い出す。「シンガク」と「シュウショク」がシーソーゲームを始める。

未来はまだ輝いているかもしれないし、選択肢はまだたくさんあるかもしれない。でも今の僕は過去しか見ていない。今のこの生活ってなんなんだろう。どこに向かうんだろう。まだ気持ちの整理がつかない。

何やってんだろ。

泣きそうになってシャワーを浴びれば、どこからともなく幻聴が聞こえる。


貢献に焦点を当てろ。




貢献に焦点を当てろ。




多分ここのところドラッカーを読んでいたせいだろうが、しばらくはこれを答えにするしかなさそうだ。