"血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。"

(小学生までだよねー)

計算機プログラムの構造と解釈

計算機プログラムの構造と解釈

例えば遅延評価のことは、SICPを読めばちゃんと書いてある。そしてこれはまともなComputer Scienceがある大学なら、一番最初に使う教科書の一つなのだ。「まとも」に教育を受けた人なら、「遅延評価童貞が許されるのは、小学生までだよねー」とか言うかもしれない。

404 Blog Not Found:我々全員の知的生産性を10桁上げる方法

確かに、1回生のとき情報学科の奴らが(MIT版を)頑張って読んでいた気がする。それを見てLispって何、そんなものかーと思っていた。emacsの設定が括弧だらけの不思議なファイルであるのを見て、少し経ってからこれがLispの一派だということを知った。2回生でemacsを頻繁に使うようになるとカスタマイズ狂が世の中にいるということを知り、こんなのも買ってみたけど結局全然覚える気がなかった。

Emacs 辞典 (DESKTOP REFERENCE)

Emacs 辞典 (DESKTOP REFERENCE)


その後CSの講義でラムダ計算でYとかKとかSとか色々(紙上で)いじくる楽しみを習い、guileでちょっと遊んでみたくらい。何か知らないけどブームのようなので今更ながらちゃんと勉強しようと思い、guileにもう一度触れてみる。

でも、もし本書を手にしたら、「読む」だけではなく「使って」欲しい。二十年前はこの「使う」が辛かったが、今それは全くない。手を動かすのが辛い分どうしても頭でそれを補完していたのが二十年前なら、今や手で直に感じ取る事ができる。

404 Blog Not Found:(いい本) - 書評 - 計算機プログラムの構造と解釈(SICP)

確かに、Cygwinでguileが使えるので環境構築はすごく楽ですね。音楽を流しながらevaluateしていると、もちろんサクサク動くんだけど無限ループに入った瞬間に音楽が細切れになって笑える。これは身につきそうw

ともかく、なんか最初の10ページくらいでつまずいてますw面白いんだけど、難しい。この難しさは今までなかったタイプだ。言語本を読んでいるというより数学や物理の本を読んでいるみたいだ。あるいはパズルを解いている感じ。はいはい、と読み流せなくて結構頭を使う。続くかなぁ。面白い、だけでは優先順位は上がらない。この3年のハンディ、乗り越えなくちゃ。くそー。