"血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。"

今日も面白い人に会った

50年ほど前に世界を旅した人から色んな話が聞けた。
各地の日本人のつてをたどってアンカレッジ、ハンブルク、ノルウェー、スウェーデン、パリ、ロンドン、ニューヨークなどに行ったそうだ。

最初にハンブルクに出張した日本人を頼ったところ、まだ事務所を持っていなかったので、駅のロッカー(当時まだ日本にはなかった)を20個ばかり買ってそこに書類などを入れて整理していた。知人の下宿では元ナチス将校が門限を監視していた。米を炊くと臭いをつけるなといわれ、寒い中窓を開けなければならなかった。ドイツ人は親日的で、ことあるごとに軍歌を歌った。ドイツで知り合った日本人が親切にもヨーロッパ各地を案内してくれた。

ニューヨークで黒人差別は当たり前だったが、パリでは日本人は被差別階級だった。

そうやって世界各地で頑張っていた日本人が、日本の発展の黎明を築いた。


後日談また書きます。