"血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。"

そろそろmixi騒動についてひとこと言っとくか

自分はmixiほとんど使ってないので規約とかなんとかにはあまり関心がないんだけど、ハチロク関西で出たtwitter論と絡めて以下極論。

日記によって見知らぬ人同志をつなげる力は、mixiよりもブログの方が強い。特にはてダはそれが盛んなのが魅力で、時々よくわからない化学反応が起こる。まさにカオス。コンテンツ制作でもmixiではサービス側に依存しがちだけど、はてなではユーザー側もかなり積極的だ。mixiにも面白い人は結構いるはずなのにずっとmixiに縛られてあまり大きな活動ができないのは損。というわけで、僕は自分にとって面白い人にはmixiよりもブログをすすめる。本当はmixiに引きこもっている人にも外に出てブログでも書いてほしい。

そういうのを見るたび、いつもブログやサイトでやった方がいいと思うけどなぁと思ってはいたものの、余計なお世話だろうと口を噤んできました。でも、mixi側が改めてこんな規約にしたのだから、はっきり言うよ。mixi日記に何かを真面目に書くのはあまりにももったいない。

本当にその通りだ。で、ブログへのコンテンツ流出を見たmixiはどうすればいいかといえば、一言で言えばtwitterになればいい。

ブログとmixi(SNS)、マイクロブログの記事の粒度というか洗練度みたいなのを図示すると大体こんな感じになる。
before:
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SNSの記事がごっそりブログに移ると、ブロゴスフィアは一時的に混沌とする。しかしSNSからやってきた未熟記事はブロゴスフィアの洗礼を受け、長期的に見れば逞しく成長する種もきっとかなりの数になる(赤線)。みんな色々考えながら物を書くから、日本のブログひいては国語能力にとってこれほどよいことはない。

SNSはもちろん空になるが、そこでtwitterの出番だ。1000万のmixiユーザがtwitterRSSmixiにぶち込めばmixiの記事数はkeepどころか爆発的に伸びてそれはそれで情報としてかなり扱いやすいものになる。
after:
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これはmiximixiユーザだけでどうこうなるもんじゃなくてtwitterが日本語化されるなどしてキャズムを超えるのを待つしかない。今日一日飯食って犬の散歩して何してという互いに無関連なマイクロ情報は分割されていた方が都合がよさげだし、携帯産業が成熟すればマイクロブログの地位も上がるのも時間の問題だろう。詰まるところ、今のmixiに多い中サイズの記事は分割か洗練のどちらかの過程を経てブログとマイクロブログに二極化される。

・・・というのは一つの妄想でしかないな。うん。
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