"血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。"

中国(1)

友人のお祖父さんに中国へ連れて行っていただきました。この方は中国内蒙古自治区の包頭(パオトウ)でカシミアの物流を展開されている方です。パックツアーでは行けないようなところまで連れて行ってもらえたので非常に貴重な経験ができました。
Flickrより写真引用。

Day1(2/26)

北京空港

空港でお祖父さんのパートナーのデザイナーさんと落ち合う。空港職員は王留美中国美人ばっかりでした。この日は2,3時間北京に滞在してすぐに包頭へ。

何も考えずにBMWのブースの写真を撮っていたら、怒られた。

やはり中国人は勉強家のようです。

機上

機上より見る長城。

なんか内陸っぽくなってきた?クルジスもこんな感じなんでしょうか。

凍てついた黄河

包頭

中国の外気を味わう。空港でお祖父さんの提携相手の現地工場の尹さんが歓迎してくれました。

モンゴルナンバー。

突如路上に羊が。

市街。

夕食

工場のゲストハウスで中国初の夕食を戴くことに。お祖父さんが教えた日本料理が現地のモンゴル料理とうまく融合しているようです。

すきやき。

夕食後尹さんがカラオケに連れて行ってくれて、工場の人も来てずっと日本の歌を中国語訳で歌っていました。

ネオンに誘導される。本当に町中ネオンだらけです。日本の地方にはこんなところはないと思います。

カラオケは当然日本語の歌はほとんどなく、アーティストも「不明」だったり文字化けばかりで突っ込みどころ満載。

ん?見覚えのある曲が…演歌か何かと間違えられてる?

中国語はわからないし他に歌えるものがないのでしかたなくセレクト。内蒙古まで来てサクラ大戦を歌うことになるとは。

親睦を深めることができてよかった。

Day2(2/27)

包頭とどういう関係があるのかわかりませんが、素敵な名前のホテルです。かなり新しくこの辺では高級なホテルです。

モンゴル風チーズ。

Boy&Girl。お似合いです。

工場へ行く途中の出店。

工場見学

お祖父さんとデザイナーさん、尹さんと工場長、それから職人さんたちの商談に出席。途中で尹さんが工場を案内してくれました。戦前の綿工場などをイメージさせます。

カシミア原料。

繊維を揃えたところ。

拠り糸になったところ。

セーターやマフラーを編む女工さん。

昼食

会議室に戻るとまだ商談が続いていました。工場で作ったサンプルにokを出すのかどうか、という実に真剣な議論でした。

商談が一段落し、モンゴル式しゃぶしゃぶをご馳走になりました。とにかく全部放り込む。

ゴビ砂漠

尹さんが砂漠に連れて行ってくれました。この旅で一番楽しみにしていたハイライトです。

到着!

パオ。(多分見世物)

観光用改造車?

ラクダ小屋。

土産屋のばあちゃんは暇そうでした。

ジープで谷へ降りると散歩中のラクダに遭遇。

河を渡る。黄河にしては浅いようですが・・・むちゃくちゃ揺れるのでつかまるための棒が車内にあります。

延々と続く風景。

美しい風紋。

砂漠の友。

丘に登ってみた。

名残惜しいですが帰る時間。この石はハリボテでした。

リフトとソリのシュプールもあります。

嵐の前の黄砂を踏めたのは、運がよかったようです。

包頭空港

離陸間際の飛行機から、訓練中の双翼機を目撃。中国在住経験のある軍オタの友人が唯一おおっと声を上げた写真なので、よほどのレアアイテムに違いありません。ちなみに彼は僕らが中国にいる間に親御さんとインドを2週間ほど回ってきたそうです。すごい。

世界の8割のレアメタルが中国で産出され、さらにその8割は包頭で産出されるそうです。石炭に大きく依存し、交通整備も追いつかないまま不釣合いなネオンが印象に残る包頭ですが、欧米からの訪問者も増えており、今世紀の中国と世界のハイテク産業の鍵を握る地となることが期待されます。次に来るときは、どうなってるんだろう。

北京到着

夕食の北京ダックが歓迎。

食後にホテル近辺を歩いてみると風俗嬢っぽい人が次々に声をかけてくる。「ノーマネーノーマネー、見るだけノーマネー」とかなり必死なので楽しかったですが、KTVという言葉がひっかかって後でいろいろ調べると、どうやら台湾系のソープだという噂も。包頭のカラオケもKTVだったのですがこれは・・・