"血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。"

6年の孤独

6年の呟き

中断しているブログを再開するときはいつでも中断の言い訳とか今後の抱負とかを書いてしまうのだが今日はTwitterのせいだということにして適当に筆をとる。

先日Twitterアカウントを作って6年経ったというお祝いMentionがきた。

自分がTwitterを始めたきっかけはEngadgetかどこかのTwitter紹介記事と、その頃知り合ったLang-8の yangyang さんの「Twitterすごいよなぁ」という(リアル)つぶやきだった。
( yangyangさんありがとうございました)
とはいえ、6年前のTwitter紹介記事にはもうたどり着けないので記憶違いであったとしても何も言えない。

そういえば今はTwitterのDL機能ができるんだっけ、と思い出した。
(今でははてブTwitterの連携で足りている)URLのメモを除くとこれが残っている最初のつぶやきだった。


相変わらずくだらないことを呟いている。
2007年のtweetはアーカイブには含まれておらず、そういう仕様なのか、それともずっと様子見をしていたのか、よく知らない。
ちなみに今は仕事でPHPを書いている。

6年の変化

6年と言えば小学1年生が中学1年生になり、中学1年生が大学1年生になり、大学1年生が就職してしまうくらいの時間で、
人工的な時間ではあるけれど人生を考えるのにはちょうどいいスパンかもしれない。
いま、なくなるとちょっと調子が狂うかもというWebサービスを思い返してみると自分の場合ははてなGoogleTwitterFacebookで、
このラインナップは5年ほど変わっておらず、新たにEvernoteとNozbeが加わったくらい。
ガジェットだとiPhoneも含まれるがこれもバージョンを変えながら4年くらい使っていてマンネリ化しつつある。
もちろんソーシャルゲームの社会的影響は無視できないが、生活者として頭の使い方や情報に対する考え方が変わったかというと即答できない。
あれARってどこいったっけ。。。

そろそろ何か起こるような気もしつつ、あと5年くらいは目に見える変化は何も起こらないと想像しても案外違和感がない。
やや冷静になったという成熟もあり、感覚が麻痺して変化を変化と捉える力が衰えているという老いもあり、変わっていないのは自分であるという危機感もある。
読むものも古いものが増えた。前にも少し書いたけど最近は歴史とSFを読む。古典や数学も腰を据えて読みたい。脳に適切な負荷をかけるのにちょうどよい。

温故知新な生き方も悪くはないが、変わっていないようで人は変わっていく。
はてなMacが気持ち悪いと言っていた人もいつの間にか大ファンになっていたりする。
ここで一波、ということであればMakersブームはあるかもしれない。
そういえば yangyang さんも全tweets消去という思い切った行動をとられたが思うところがあったのだろう。
時間の荒波には抗いきれない。
やはりゆっくりとではあるけれど何もかも変わっていくのだ。
自分の変化に対する考え方が変わっていくこと自体、やはり変化なのだ。

閑話休題

「satzzはよく文を書く人だから自分も意識して書くようにした」とか、「昔satzzのブログでベンチャーの世界を知った」とか、自分よりも遥かに活躍されている複数の人から今となっては恐縮してしまう言葉を最近いただいた。
また言い訳だが、タイトルをどうするか、論旨展開は矛盾していないか、読者に十分気を遣うことができているか、結論とか接続詞とかtips的なところを気にし過ぎて、文章を書くのがどうも億劫になってしまっている。
それでも未だに自分の文章を覚えていてくれる人もあるのだなぁと気づかされて、読者からのフィードバックというのはすごくありがたい。
しかしながらそれをさておいても一種の焦燥感を抱えている。
以前のことを振り返ることが好きな後ろ向き人間なので、過去が失われていくことに対しては危機感を覚えてしまうのだ。(でなければ考古学や比較言語学にそこまで興味を持てないだろう)
(ちなみに、「先のこと」を考えるのが「前向き」で「前のこと」を考えるのが「後ろ向き」なのは何故なのかというのは個人的には素通りできない問題なので改めて考えたい)
誰が読んでも面白くないような記事をわざわざ書こうと思ったのは、「あの頃何を考えていたのか」ということを残す手段はブログが最適だからだ。
書いたものが(検索性の高い形で)残るというのは、未来の後悔を防ぐために重要なことだ。

さて、Twitterなみにカジュアルにブログを書いていくために、何点か断っておきたい。

  • 読む人に何を提供できるかはあまり考えていません(もう少し習慣化できてからにします)
  • Twitterにpostするのは止めるかもしれません(RSSリーダー世代です)
  • 技術のことはあまり書けません(書くとすればQiitaに書くと思います)
  • 語学とか言語学とかよく分からない話がたまに入るかもしれません(友達が増えるといいな)

それから、できるだけ

  • disるときは相手が隣にいてもdisれるつもりで書く
  • 会社には迷惑をかけない

ように努めたい。匿名に逃げるのもやめたい。

いつか自分の文章を読んだ人と歩きながら何の足しにもならないことをぐだぐだ話すようなことができればいいが、それは夢のまた夢で。

孤独な散歩者の夢想 (新潮文庫)

孤独な散歩者の夢想 (新潮文庫)

再び、6年と言えば

先日Lang-8の6周年記念のイベントに、(一応)初期メンバーということで呼んでいただいた(おめでとうございます & ありがとうございました)。
@sasata299 さんにも初めてお会いしてNoSQL本にサインをいただくことができた(ありがとうございました)。
こちらもユーザーとして利用したり再開したりを繰り返してしまっているが、
最近始めた語学の勉強のサポートとして使い方を整理していきたい。これからもよろしくお願いします。

※タイトルに特に意味はありません