Thus Spake Zarathustra
洋書を読んでいたらspakeという語が突然出てきて仰け反った。 文脈や形態からみてspokeに相当する古い英語とわからないではないが、こういう昔の英語が現代文に出てきてもネイティブにとっては違和感がないのだろうか?
このケースでいえば、ニーチェのThus Spake Zarathustra(Also sprach Zarathustra)など多少有名な例があるので例外的なのかもしれない。 (そもそも日本語でも『ツァラトゥストラはかく語りき』のような文語表現の違和感はあまりない) もっといえば、
聖書の英語にはbare, brake, tare, spake, swareの形が用いられているが, 同時代に過去分詞の母音をとったbore,broke,tore,spoke,sworeも行われていて, これが今日の標準形になっている。
- 作者: 中島文雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/11/23
- メディア: 単行本
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というようなことで、聖書にある英語は多少古くても現代でもかなり通じるというのは調べてみたらありえそうだ。