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"血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。"

ジャズを聞く

以前よりもジャズを聞くようになった。といってもジャンルもアーティストも全くわからない。運転しながらラジオをかける程度だ。

ハウスやテクノも好きなのだが、夜に聞くとテンションが上がりすぎてあまりよくないような気がしている。 ヒットチャートもラジオでよく聞いていたが、バラエティが極端に少なくて時々飽きてしまうし、一部の曲は歌詞まで聞くと本当にダウナーな曲で鬱陶しい気分にさせられてしまう。 クラシックも悪くないが、心地よすぎて眠くなることがあるので運転中はほとんど聞かない。

ジャズはよくわからないので何を聞いても新鮮だし、歌詞はほとんどないし、リズムやメロディーが時々予測できないからか脳が適度な緊張感を保っている。 不確実性の時代に案外向いた音楽かもしれない。

ラジオのジャズが有名曲なのか、どれくらいのローテーションで流しているのかもよくわからないので、気分的にはほとんど一期一会である。 今聞いているのが誰のなんという曲だか知らないが、行きずりになっても構わないと思えるのが不思議だ。 SoundCloudで大量に垂れ流すどこかの誰かの知らない音源からたまたま精神の波が高まってくるのをつかまえるのに似ている。

こういう形式の刺激との出会いは、特定のキュレータやコミュニティ、メディアによる度重なる濃厚な刺激へのアンチテーゼのようにも思える。 政策を無理に撚り合わせたような政党に投票するのが民主主義の最前線とは限らないのと同様、人には大体好きなアーティストがいるものだという仮定も、一時代の惰性に過ぎないなのかもしれない。

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