HDDを分解してみた
HDDの中にはネオジム磁石が使われているものが結構あるらしい。というわけで、壊れたHDDを分解してみた。今回バラしたのは2004年8月に梅田のヨドバシで買ったBUFFALOのHD-160U2、160GB。2年弱ほど頑張ってくれたが、20cmくらいの高さから床に落として殺してしまったみたい。まぁスペックとかはどうでもいいか。
ネジ止めはそんなに多くなかったのでとりあえず筐体の一部をペンチで曲げてケースを外す。
無事に外せたのはここまで。サブ基盤2枚と、ディスクとメイン基盤の入ったパッケージ。
メイン基盤を固めていたネジは手元の工具では外せなかった(プラスじゃなくてアスタリスクになってた)ので、しかたなく基盤を無理やり引っぺがす。
基盤は綺麗にはがれてくれず、真っ二つにされるLSIたちの断末魔が聞こえるが、湧き上がる破壊衝動は既に留まるところを知らない。
電気回路に対してこんな惨い仕打ちをしたのは初めてだ。自分は今、Maxwell的にでなくNewton的に、回路を破壊している。年始に電電宮で回路の無事を祈ったばかりだというのに、これでは呪われそう。
隙間からヘッダらしきものと、ディスクがちらっと見える。実はケータイのカメラが鏡のように映っている。HDってこんなに綺麗なんだ。確かにヘッダを動かしてみると、磁石があるらしいことがわかる。でも本当にネオジム?というか、データの塊であるHDDのど真ん中にそんな強い磁石があって大丈夫なのかという素朴な疑問。
結局裏側のネジを外さないとどうにもならず、これ以上は無理。HDDの分解は案外一筋縄ではいかないようだ。明日日本橋で専用ドライバーを買ってきてもいいけど、ネジが特殊接着されてるようなのでネオジム磁石を買った方が早いかも・・・