"血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。"

圏論をお手柔らかに勉強したい。

単なる数学系の一つの自主ゼミで終わっちゃうんじゃなく、物理とか計算機理論と結びつけて勉強できるといいな。代数と計算機(とできれば物理)の全てに関心がある人を探すのは、なかなか難しいんだけど。

とりあえず手元にある数学の教科書だと

代数幾何学〈1〉 (Springer‐Verlag GTMシリーズ)

代数幾何学〈1〉 (Springer‐Verlag GTMシリーズ)


代数学とは何か

代数学とは何か


コホモロジーのこころ

コホモロジーのこころ


抽象代数への入門 (基礎数学シリーズ)

抽象代数への入門 (基礎数学シリーズ)


このうちHartshorneの『代数幾何学』はかなりがちがちの古典で、第2章で層や関手(射)を扱う。圏はほとんど前提知識とされてる気がする。schemeという数学概念が登場するのが少し興味深い。『代数学とは何か』は読み物的で代数の幅広いトピックを軽めに扱う。20章が圏、21章がホモロジー。『コホモロジーのこころ』はもっと易しめでしかも半分が圏、もう半分がコホモロジーという構成なので一番読みやすそう。『抽象代数への入門』は6章で圏に触れるけどそれまでの道のりがちょっと地道で長い。

数学系の友人が教えてくれた本。情報工学向けで最後にホモロジーをかじるらしい。

グラフ・ネットワーク・組合せ論 (工系数学講座)

グラフ・ネットワーク・組合せ論 (工系数学講座)

ネットではこの人が結構丁寧に説明してる。

はじめての圏論 その第1歩:しりとりの圏 - 檜山正幸のキマイラ飼育記

物理との絡みでは英語だけど面白そうな記事が。

ボブ・クックの「物理系実務者のための圏論入門」 - 檜山正幸のキマイラ飼育記

実際に勉強会開いている人はこんな感じ。多分かなり進んでる。mixiコミュがあるのがすごい。