最近買った本

SQL

達人に学ぶ SQL徹底指南書 (CodeZine BOOKS)

2年前にソフ開の勉強でSQLに出会ってから、「for文もないなんて何て非力な言語なんだ」とずっと思っていたのだけど、最近ORMやインピーダンスミスマッチという話を知ってから徐々にその考え方の怪しさがわかってきて、RDBの理論的な土台をもっと知らなきゃと思ってAmazonで調べてみたら3冊くらいrecommendされていた。『プログラマのためのSQL』が教科書、『SQLパズル』が問題集だとするとこれはその入門のための参考書という感じか。

SQLはアドレス、ループ、代入を意図的に排除して設計された集合指向宣言型言語で、敢えていうと手続き型言語よりも関数型言語に近い、という考え方をしっかり前面に押し出していて、よく考えたら自分の知っている限りLispやHaskellなどの関数型言語にもfor文はないし、そう言われると実に目から鱗だった。他にも理論的に面白い話がたくさんあって、

• SQLに二階述語論理が実装される日は遠くないかも
• NULLを撲滅しよう

という話なども全然知らなかった。それにしてもミックさん、日本のDBエンジニアを徹底的に底上げしようとされているのは、熱い。コッドの論文とか読んでみたくなっちゃう。

ただORM周りの

• どこまでOでやって、どこからRでやるか

みたいな話が知りたかったけど、そこまでは踏み込まず「インピーダンスミスマッチというものがあるんですよー」ということしか確認していない。どちらかというと

• そんなことよりSQLなめんな

と言われてる気がする。もう「はいなめてましたすみません」というしかない読後感。ORM周りはまた別の手段で勉強するしかないか。パフォーマンスチューニングももう少し補強したほうがよさげ。でもHAVINGの使い所すらよくわかっていないレベルの自分にはとりあえず読み応えはかなりあった。
まずしっかり読み込んで次の2冊で理解を深めるのが自分には合っていると思う。

プログラマのためのSQL 第2版

SQLパズル 第2版 プログラミングが変わる書き方/考え方

C++

プログラミング言語C++ (アスキーアジソンウェスレイシリーズ―Ascii Addison Wesley programming series)

STL、テンプレートがどんなものか気になったのでCもよくわからないのに買ってみた。

Perl

Effective Perl (ASCII Addison Wesley Programming Series)

すぐわかる オブジェクト指向 Perl

開発

達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道

インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践

テスト駆動開発入門

基礎理論

情報メディア工学 (新世代工学シリーズ)

コンピュータネットワーク (新世代工学シリーズ)

オートマトン・言語と計算理論 (電子情報通信レクチャーシリーズ)

Cによるアルゴリズムとデータ構造

アルゴリズム理論入門 (情報系教科書シリーズ)

岩波講座 インターネット〈5〉ネットワーク設計理論

コンパイラ (情報系教科書シリーズ)

わかりやすいパターン認識

オンラインアルゴリズムとストリームアルゴリズム (アルゴリズム・サイエンスシリーズ―数理技法編)