Design By Numbers
造形大のid:gintacatの講義に出てみたい、とかねがね思っていたところお誘いを受け、3日ほどTAをさせていただきました。コンピュータによるデザインをテーマにした講義で、Design By Numbers(DBN)という言語を使ってデザインしてみようというものでした。少し前に話題になったProcessingの遠い祖先にあたる言語で、オリジナルでは
- 変数・制御構文はある
- マウスとクロックを読み取れる
- 配列は巨大な配列が一つ用意されているだけ
- フルカラーが使えない
- 点と線と面は描けるが円は描けない
- 計算に使えるのは四則演算だけ
- 小数が使えない
と制約がなかなか厳しいのですが、TAの一人が向心力を使って等速円運動を実現していたときのシンプルなコードにはなかなか感動でした。そういう使い道もありかと。
一緒に行ったid:naru16がしっかり勉強してhttp://naru-memo.blogspot.com/index.html#4711406119138626201でまとめてくれてるので、言語の話はさておき。先生が講義ではてなグループを使っているのでこの講義の学生さんは全員はてなユーザー。後で聞いたのですがこんな講義が他にもたくさんあるのだとか。しかも学校でMacを標準で使うので全学生さんがMacユーザー*1。末恐ろしや造形大。期せずユーザビリティとかプログラミングって何、とかいろんなことを意識するよい機会になりました。どうもありがとうございました。>id:gintacat
disではないのですが例えば・・・
- はてなグループの登録メールが届かない人がいた
- 携帯のアドレスしか持っていないので、グループに登録しようとして画面が開けない人がいた
- さすがにどうしようもないのでGmailのアカウントを作ってみよう!ということでアカウントの作り方を教えた
- はてな記法はまたの機会にでも、と思っていたがコードを貼ってもらうので結局スーパーpre記法を説明せざるを得なかった
- はてな記法で投稿してね!と言ったけど記法が保存時に消えるのが不思議そうだった
- 詳細編集でエントリ名をつけるときのアスタリスクを説明しそこねて話がこんがらがった
- 変数とか制御構文とか引数ってどうやって説明したらわかってもらえるんだろう
- Don't Repeat Yourself!って言いたくてしかたなかった。Repeatするのはデザイナではなく、DBNです
- 適当にコードを描いてたまたまできたものを提出する、のではなくこういうものを描くんだと狙ってコードを書く、というアプローチはわかってもらえたのだろうか
- 逆に自分はDynamicなデザインって動くデザインのことだと思っていた
- 日記にタイトルをつけたりデザインを選んだり楽しんでいる人もいた。もっと使ってほしいなぁ。
講義が終わってからの先生との話。はてなではデザイナーもgitを使っているし、デザイナもエンジニアも互いのことを最低限分かっていないとこれから成り立たなくなるのかも。デザインを知らないエンジニア、エンジニアリングを知らないデザイナは淘汰されていく・・・?怖いですねこの世界は。
ああそれにしてもMacかわいいよMac。フランス語を習ったときもMacをPCと言わなかったのですがw、分かります。
猫町という近くのお店でいただいたパフェがめちゃうまかった!
*1:あ、Windowsを使っている学生さんも少しいました