"血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。"

モラトリアム

ミッション系の出身校でクリスマスタブローという聖劇があって毎年なんだかんだいっては参加したりちょっかいを出しにいく時期だが、今年は殆ど忘れていた。そういえば年賀状のことも考え始める頃だ。毎年使ってる住所録があるはずだから出そうと思えば出せるけど、そこまでして出す手間暇がやってられないというのが正直なところだ。そこまで頭が回らなくなるほど忙しいのかと自分のことながら少し驚愕する。今の今までのんびりやってこられた僕の学部では、進学直前の確かに重要な一時期ではあるんだけど。

次の半年について馳せる思いも小さくはない。サークルは若干戦力不足気味だから新歓から引渡しまで綿密に練っておかないといけない。広報のための充分な実績素材はある。というか先輩が作ってくれた。寮が改築云々のゴタゴタを長い間引きずっていてこっちも引きずられっぱなしだ。部室移転問題も数年のスパンで見ておかなければならないだろう。もちろん実際の製作やコンピュータ関係の勉強も疎かにはしたくない。でも引渡しが終わって一年したらもう院試がどうのこうのでてんやわんやの時期だ。

バイトはどうするか。個別は3月できっぱりやめることに決めた。指導というよりもはや介護であり、今の自分にとっては重荷でしかない。医療開発の方は個別と一緒にやめるのはちょっと短すぎるしなんだか自分でも自分を許せないけど、そんなに長く付き合いたいとも思っていない。バイトで遊べるのはせいぜいあと4年くらいだろう。その後に就職がくるのか研究がくるのかはわからないけど、もっと色々な経験をしておきたい。率直にいってしまえば、World Wide Webという観点で考えて展望やグローバリティのある業界とは思えない。医療とロボティクスは今後どんどん結びついていくことは考えられるだろうけど、残念ながら自分の仕事はデータベースいじりだ。しかし非常に居心地のいい職場ではある。開発作業そのものも楽しい。こういうチームにはひょっとしたらもう出会えないかもしれない。